名古屋大須メイド喫茶・メイドカフェ MaiLeaf-メイリーフ-

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日常

2024.09.12.Thu

お仕えの記録 半年

担当

マユキ

マユキ

おかえりなさいませ。

はじめまして、の方もいらっしゃるかしら。マユキと申します。


私は3月よりお仕えしているハウスメイドでございます。本日9月12日に、お仕えをして半年を迎えました。

半年の節目に改めて、マユキというメイドがどのような人間なのか、お伝えさせていただきたく、筆を取りました。
長くなりますが、どうかお付き合いください。

 

まずはじめに、メイドを志したきっかけをお話させてくださいませ。

私は可愛いものがだいすきで、お休みの日にはロリィタファッションと呼ばれるフリルやレースがたっぷり使われたお洋服を着ることもございます。

そんなロリィタのお洋服に合うような場所に出かけたい、それが私とクラシカルなメイドカフェとの出会いでした。

今から5年半頃程前、まだ少し幼さの残る頃でございました。



私がお嬢様として過ごしたお屋敷は、メイリーフとは別の場所にございました。
内装などの雰囲気は近しく、更に静かで落ち着いたお屋敷の一室を想像していただければと存じます。

そのお屋敷で過ごす1時間だけは自らが特別な存在になったような心地がして、あたたかいお紅茶と美味しいお食事やケーキに身も心も満たされておりました。

自分の身の回りの小さな世界のみで生きていた私にとって、 1ヶ月に一度程、メイドさんと互いの近況をお話する時間はとても貴重なものでした。

社会の喧騒から切り離されたその空間は、私が私として何にもとらわれずにいられる大切な居場所でございました。

私が育った場所と言っても過言ではございません。



このような経験をした私が、自らもどなたかの居場所になりたいと思うようになるのは自然なことでございました。

私も私が仕えてもらった使用人の皆さまのように、あたたかな紅茶と共にいつでも帰ってこられるあたたかな空間を作りたいと思い、メイドになることを決意いたしました。


メイドを志すと言いましても、様々なお屋敷がございます。

前述の通り、私はクラシカルなお屋敷で育ちました。ですから、私自身もロング丈のメイド服を着て、落ち着いた雰囲気のお屋敷で給仕をしとうござしました。

また、私はお紅茶とお菓子作りを好みます。

あたたかなお紅茶と共にお菓子を召し上がっていただき、美味しいと笑顔になっていただきたい。

そんな想いを叶えられると感じたのがメイリーフでした。


そうして緑色の屋根のお屋敷の戸を叩き、ご縁があって今皆さまにお仕えさせていただいております。
拾ってくださったお屋敷、あたたかく迎え入れてくださった旦那様お嬢様、先輩方に、心より感謝申し上げます。

 

続いて、私の得意なことを改めてお話させてくださいまし。


Xでも時折写真を投稿させていただいておりますが、お菓子作りは私の得意とすることのひとつでございます。

華やかなものはあまり作りませんが、お紅茶に合うような焼き菓子をよく作ります。スコーンやシフォンケーキ、クッキーなど、その日の気分に合わせて様々作っております。


今はまだ趣味の範囲ではございますが、いずれは何らかの形で、皆さまにも召し上がっていただく機会を作っていきたいと考えております。

宜しければ皆さまのお好きなお菓子も教えてくださいましたら、嬉しゅうございます。召し上がっていただくその日まで、練習しておきますね。



また私は、紅茶検定のアドバンス(中級)を取得しております。

こちらの取得は2年ほど前になりますが、お屋敷のお役に立つため、また自らのスキルアップのため、今後近いうちにプロフェッショナル(上級)を取得した上で、ティーアドバイザーの資格も取得したいと考えております。

私はお休みの日には自室でも、よく紅茶を淹れております。最近はアイスティーでいただくことが殆どでございますが、寒い季節にLUPICIAさんの「ゆめ」など甘いフレーバーをたっぷりのミルクと共にいただく時間が、私のささやかな幸せでございます。

紅茶検定は元々紅茶好きが高じて、正しい知識を身につけたい、より紅茶を楽しみたいと取った資格ですが、これからは何らかの形でお屋敷のため、ご帰宅くださる皆さまのために、使っていきとうございます。



ここまで大変長くなってしまいました。
拙文ではございますが、マユキというメイドについて少しでも伝わっておりましたら幸いでございます。

私はメイドとして、旦那様お嬢様がお屋敷でお過ごしになる時間の邪魔をせず、時折お紅茶を注ぎながら、ふと紡がれるお言葉にそっと耳を傾ける、そんな存在でありたいと思っております。

メイリーフには楽しいお話が得意なメイドも沢山おりますけれど、私は自らのお話で皆さまを楽しませることは少々不得手でございます。ですから、そうではない方法で皆さまの心地よい居場所となれたら、嬉しゅうございます。


お屋敷の空気のような存在になることが、私のメイドとしての目標でございます。

空気のように当たり前の存在として、皆さまの心にあたたかく寄り添うことができましたら幸いです。

 

お給仕をはじめて半年が経ちましたが、まだまだ未熟なメイドでございます。

これからも、より一層精進してまいりますので、見守っていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。


皆さま日々一生懸命生きていらっしゃいますから、お忙しく長い間お姿を拝見できないこともございましょう。

それでもマユキは必要としていただける限り、旦那様お嬢様のメイドとしてお仕えしてまいります。
いつでもふらりと帰ってこられる居場所で在れますよう、あたたかい光を灯して、お待ちしております。


それでは、いってらっしゃいませ。


マユキ

この記事を書いた人

ハウスメイド

マユキ

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